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2009年11月25日

冬用の根菜を埋めました

 小野の冬はかなり冷えて、地表から10センチくらいは凍ってしまいます。若干の葉野菜以外は、露地で冬越しできません。そのため、野菜はその性質に合った貯蔵をします。昨日、大根、人参、紅芯大根を収穫して、土に埋めました。これで春まで食べることができます。

 この写真は露地に埋めたもので、春先用です。ハウスの中にこの倍ぐらいの量を埋めました、雪の中でも掘りだして食べられます。去年は深く埋め過ぎたので、今年は浅くして、その分地上に厚く保温材をかけてみました。

 毎年試行錯誤の農作業です。

お待たせしました!今年の混植米です。

 毎年人気の混植米「なかよし米」を袋詰し、販売し始めました。なかよし米は、18種(進化中)の米を種モミから混ぜて、苗を作り、田んぼで育てたお米です。

 古代米の黒2種、赤3種、また古くからのもち品種も混ぜています。玄米にはもちろんですが、白米に少量まぜて炊くと、もっちリ甘みも増しておいしいと人気で、毎年早くになくなってしまいます。

 栃木の上野長一さんの「いろいろ米」に影響を受けて、地元品種で、高冷地でも栽培可能なものを集めて混ぜました。背が高くて倒れやすいものは、小さいものに支えられ、どれも生き生きと生命力強く育ってくれます。

 穂の出る頃にはノギが白いの、赤いの、黒いの、いろいろ混じってそれは美しく、楽しくて田んぼに行くのが楽しみです。山の田んぼで作っているので、周囲の山やたくさんの生き物たちと調和し、どこかで歌でもうたっているような、何か楽しげな音色が聞こえそうな気がします。

 だから「なかよし米」。
 おいしいお米、を追求するだけでなく、いろいろな個性が調和する強さを大切にしてゆきたい。味わってゆきたい田んぼの仕事です。

2009年11月19日

しょうゆを絞りました。

春に仕込んだ醤油を絞りました。8家族5樽です。17日、18日2日間でしたが、しょっぱなの17日朝は何とみぞれ混じりの雪でした。東京や三重から来た仲間、見学の人も合わせ、25人くらいになったでしょうか。しぼりたての透き通った醤油を何回もなめて、その度「おいしい!!」と言いあい、笑顔いっぱいになる一日でした。



 急きょ、仲間が持ってきてくれたテントを建て、醤油の火入れ用かまどを置くこととし、絞りはハウスで、もろみに混ぜるお湯は露地のかまどに沸かすことにしました。セッティングが終わって、火も焚き始めたところです。


 今年も絞り師の岩崎さんが、北信から遠路、道具一切を積んできてくれました。寒かったけどみぞれの冷たさがすがすがしい朝でした。




 今年のもろみです。これは多分このはなや班のもの。もうちょっと熟成がすすんで黒っぽくなるのが理想ですが。夏が涼しかったせいもあると思いますが、来年への課題ができました。




 熱湯を混ぜ、塩分濃度を調整しているところ。この塩梅が難しい熟練の技です。



 この一樽で、一升瓶30本以上の醤油が取れます。

 この春、みんなの力で建てたハウスが大活躍。中でストーブを焚いて、凍えることなく、濡れるのも最小限で作業をする事が出来ました。ハウス万歳!!みんなありがと!!






2009年11月11日

最後のたくあん

 去年の今頃漬けた、夏回しのぬか漬けたくあんの、最後の一本を食べました。一か月前くらいに樽から出して、冷蔵庫に入れてあったものです。10%の塩と少なめのぬかだけで漬けて、8月頃から食べ始めました。

 塩辛いけど味に深みがあっておいしい。乳酸発酵の旨さ。さっと水につけて少し塩分を和らげてから頂きます。いただく・・と言う言葉がぴったりします。

 今頃まで食べたのは初めてですが、聞いた話では樽を開けずにいれば3年もつのだそうな。3年乳酸発酵ですかあ。高級チーズなみの尊さでありましょうが、食べるのはちょっとこわい気もします。

2009年11月10日

冬の漬物用大根を収穫しました。

 明日から雨、との予報に朝から大根やカブを収穫して洗いました。冬の保存漬け用です。毎年今頃8種類ぐらいの漬物を段々にしてゆきます。いろいろ試しましたが、この頃は定番の漬物だけするようになりました。

 「八州」大根を酢漬けに、白カブを粕と味噌を合わせた漬け地で漬けるのが一番初めです。

 同時にしばらく干すのは、ぬか漬け用地大根と酢漬け用赤かぶ。この二種は来春5月頃まで食べられるので気合いが入ります。一番向こうの長い大根はよくよく干して、しょうゆの搾りかすと塩だけで漬けます。去年試してみたら、それはそれはおいしくてびっくりの味でした。今年もおいしくつけるぞ~!

 あとは月末の野沢菜漬と高菜ですが、今年は播種時期が遅くて高菜が漬けられそうもありません。九州が長くて高菜漬けの大好きな私としては、無念でありますが、まあ、来年の楽しみと言う事にしておきます。

2009年11月8日

Unknown

 玄米もち米100%で作ったおはぎを始めました。粒あんとえごまの2種類です。玄米の強さが、あんやえごまのたれと調和していて、白米のおはぎより断然おいしいと前から思っていました。

 えごまのたれが、これまたおいしくって。食べた人が全員「何コレ!おいしい!」と言ってくれる自信作です。皿までなめたい、なあんて言ってくれる友人も。
 
 我が家では昔から作っていたおふくろの味。ぜひお試しください。

2009年11月5日

小柄な高きび婦人




 こぼれ種で畑の真ん中に一本出来た、背の非常に低い高きびです。初めはトウモロコシかと間違うくらい太い幹。種とリして来年播種してみるつもりです。
 栽培した事のある人ならおわかりですが、とにかく背が3メートルくらいになって、倒れやすくて手入れがしにくいのが高きびなのですが。こんな姿でおいしければいいですよね。スワ!新品種か!なんちゃって。





 神社の前の畑に行ったら、先週植えた1600本の玉ねぎが元気に根を出し、つんと立っていました。寒いのにえらいなあ。今年は小さいのが多くて足りなくなったけど、来年はちゃんと手を入れてやろう。たのむよ、君たち!

2009年11月4日

雨の日のモモ

 離れの土間から。
 雨水の処理やこまごました外仕事に来てくれていた石屋の真平さんが撮ってくれました。モモ、思いきり走りたいねえ。

2009年11月3日

ひとりで歩く強さ

 アジアから平和を作るため
 まず韓国の地と人と和解するため
 韓国一周100日間の巡礼を若者たちと歩いている正木高志さんの日記の中に
 こんな言葉があり、自分の今と重なって思い深いものがありました。
 時折のぞくHPに、いつも励まされいてるような気がします。
 どうぞ今日もみんな元気で、ちゃんと食べて、暖かく寝られていますように。



10月28日 今日の祈り


歩いていたら、こんな声が聞こえてきました。

前でも後でもなく、独りで歩きなさい。
風や木々や落葉とともに歩きなさい。
右でも左でもなく、独りで歩きなさい。
大地とそこに生きるものとともに歩きなさい。
上でも下でもなく独りで歩きなさい。
自分自身の内なる存在とともに 
祈りとともに、マントラとともに歩きなさい。

するとそこに蝶や花や小鳥がやってきて、
虫や動物たちがやってきて、
神々もやってきて、一緒に歩いてくれます。
強くありなさい。
独りで歩く強さを選びなさい。



韓国巡礼/walk9  http://www.walk9.net/


2009年11月2日

しょうゆを搾ります。見学歓迎

 今春仕込んだ、しょうゆもろみの搾り日が決まりました。北信から搾り師の岩崎さんが、しょうゆを搾る船という道具を持ってきてくださいます。見学歓迎ですが、事前に人数などご連絡ください。外の仕事ですので、天候によっては寒くなるかもしれません。防寒の上着などご用意ください。

日にち  11月17日(火)終日・18日(水)午前中

場所   このはなや

連絡先  0266-46-3022


 私たちも3年前に友人宅の搾りを見せてもらい、そのおいしさ、楽しさにはまってしまいました。実際やってみると、仕込み、管理を通じて、仲間達とのつながりが深まった事が一番のうれしいことでした。

 もちろんしょうゆもおいしくて、店でどんどん使っています。先日はこのしょうゆで大根の拍子切りを浅漬けにしてみたら絶品でした。

 米、みそ、梅干し、しょうゆ。これさえあれば、の皆さんがそろって、ことしも安心して一年を収めることができそうです。