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2010年6月22日

うちもきゅうりが

 店の前の庭のシャラが咲き始めました。
 雨が良く似合います。
 はかなくぽとり、ぽとりと花を落とすのだけれど、
 なぜか椿のような自己主張なく、軽やかなのがいい。
 
 長く暮した九州から車で帰って来た時、
 名古屋から中央道に入って、落葉樹林の山々が広がる景色に
 やっと帰って来た、と気持ちがほどけたのを思い出します。
 照葉樹の国にいたのだな、とその時実感したのでした。

 透明で、さらさらとしたかろさが信州だと思う。
 育った環境はいつまでもからだにしみ込んでいるらしい。
 それも山々の気配は大きく人間に影響しているのかもしれない。
 東北の旅行から帰って来た時も、同じ事を思ったのでした。

 ウワミズザクラ、ミヤマザクラ、ミズキ、ウツギ、
 ヤマボウシ、ニセアカシアと少しづつ山の白い花の季節が進んで

 シャラ咲き終えたら夏だねえ。