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2011年4月26日
しょうゆを仕込みました。
直前にぽろぽろ雨が落ちましたが、なんとか好天に恵まれ今年のしょうゆの仕込みが終わりました。
東京から納々屋の面々6名と、静岡からの由美ちゃん、松本のセノ夫妻と、伊那、箕輪、小野の新しいメンバー、こめはなやを加えて15人。にぎやかで楽しくてラクでした。
明科の麹屋さんからいただいてきたホカホカの麹に、分量の塩を加えて混ぜます。
麹と水をそうーっと入れて、混ぜ混ぜして
ネットをかけて出来上がり。
班の名前は? 「美人しょうゆ」と「天下一しょうゆ」だそうな。おいしくなりそう。
来週はこめはなやでの仕込みを卒業した花ちゃんと真美さんが、木曾でしょうゆ麹つくりに挑戦します。がんばれー!!いいなあ、こうして醤油の輪が広がり、人のつながりが広がり。手作りの、金銭で測れない豊かさが広がります。この仕込みかたを編み出した萩原さんの願いだった、しょうゆを通した平和づくりが、少しだけ芽をだしているきがします。
お会いできませんでしたが、萩原さんありがとうございました。
それから今回は、優子さんが記録係で写真をたくさん撮ってくれたので、たくさんアップすることができました。ありがと!
2011年4月24日
建屋パン?!
アルプス市場に配達に行ったはなちゃんが、きんぴら工房のパンを買ってきてくれました。
裏にはなんとこんなシールが。じゃによって、「建屋パン」の称号を付けました。
原発事故のその後に怒り心頭なきんぴらさん(ひそかにピノキオさんと呼んでいる。内緒だよ。)は、店で自由報道協会の会見などの映像を流し続けているらしい。私もこれを見たときは、ショックで落ち込みました。上杉隆さんがレクチャーをしているところです。
http://ameblo.jp/yam-fotografia/entry-10854335351.html
ここのところ、福島の学校の放射線量の上限を、原発作業員の値並みに定めた政府に、非常に怒っています。ひどいです。
これは、タンポポ舎からの配信です。ぜひ皆さん声を上げてください。
★2.子どもが危ない、広瀬隆さんよりのメールを転載します
「 みなさん、急いで動いて下さい。福島県内の子供たちが、本当の危機です。
下記の、福島市の中手聖一さんから今届いたメールを読んでください。殺人者で
ある国、原子力安全委員会をたたきつぶさないと、大変なことになります。ただ
の運動をしている時ではありません。まわりに呼びかけてください。
現在の福島県内は、日毎に放射線量が増えているそうです。広瀬隆(4月20日)」
以下、中手聖一さんのメールです(4月19日付け)
広瀬さん 大変な発表がありました。
「国は、空間線量3.8マイクロシーベルト/時未満の学校では、通常通りに校
舎や校庭を利用するとの考えを政府の原子力災害対策本部が示し、安全委が了承
した」と報じられました。
彼らは開き直ったようです。現在の「計画避難」地区以外は、まったく誰も移動
させないという意味です。
情報提供します。
福島県公表データからです。
http://www.pref.fukushima.jp/j/schoolairsoil.pdf
福島市立第一小学校では、
空間線量 3.4(μSv/h)、大気中放射能濃度 5.066(Bq/m3)
土壌放射能 14,743(Bq/kg)
これで年間被ばくはどれくらいでしょうか?
どんなに少なく見積もっても、40ミリシーベルトはいくはずです。
食べ物は除いてです。実際は100ミリを超えるでしょう。
どこまでいくか私には分かりません。
これは殺人です。すみません、私には言葉を選ぶことができません。
原発内で最も危険な仕事をしている大人以上の被ばくを、
子供たちにさせると言う意味です。
撤回させます。
大人たちの誇りにかけて。 中手
わーい!ヤツガシラ来訪
20日の夕方、トラクターでドコドコ畑から帰ってきたら、店の裏庭で初めて見るかっこいい鳥が、長いくちばしで何かついばんでいました。結構近くまで寄らせてくれましたが、飛び立って隣の小屋の屋根に。
顔、首、胸はベージュで背中と頭の飾り羽は、白黒のストライプ。
なにこれー!と図鑑を見てもなくて。
野鳥の会の米山さんに聞いてわかりました。ヤツガシラ!珍しい鳥なんですって。バードウオッチャーでも見た人は少ないですよ、と言われました。大陸から渡る途中で、この時期時折見られるという事です。うれしいもんですね。美しい生き物を見るのは。
昨夜は駐車場でキジの雌がとことこ歩いていました。このごろこめはなや、鳥が寄ってきているのかな。
待ってます!
スケジュールを見ると、本当に毎日講演が入っている田中優さん。いかに今、人々に求められている人かがわかります。
震災以後、被災しなかった私たちも、様々な思いにつらい気持ちで過ごしておられるのではないかと思います。どんどん見えてくるこの国のひどいありように、いかりつつ、それを作ってきた自分にいかりつつ。
みなに必要なのは、元に戻る努力をするのではなく、新しい生き方、社会を作ってゆく、その希望だと思います。どちらに向かって努力してゆくのか。そのアイデアを田中優さんが人々に届けているから、これだけ求められるのでしょう。
前に一度話を聞いたことがありますが、目からうろこが何枚も落ちるような、視点の違う勇気が出る話をしてくれる方です。楽しみです。
チラシの内容をそのまま載せますね。
田中 優さん講演会
< 3・11 >以後をどう生きるのか?
希望をこめて現在(いま)の社会を問い直し、勇気をもって新たな生き方をつくるために。
日 時: 5月12日(木)19:00 (開場18:30)
会 場: 松本市Mウイング(中央公民館) 6Fホール
参加費: ¥500 (高校生以下¥0)
主 催: 田中 優さんのお話を聞く会
共 催: ミツバチ松本上映実行委員会
問合せ: TEL. 090-4678-1862(竹内)
案 内: http://blog.livedoor.jp/matsumotobee/
----------------------------------------------------------------------------------
※ チケットはありません。予約・申込みなど不要です。
当日受付にお越しください。
※ 会場は350名収容です。 立ち見になる場合があります。
地震・津波そして原発震災…、
3月11日以降、私たちが信じてきたものが失われている。
さらに未来をも見失いそうな今、私たちは問われている・・・、
このままでよいのだろうか?
1ヶ月前の生き方、社会、価値観に戻すことが「復興」なのか?
原発にこのまま頼っていって、良いのだろうか?
エネルギーはどうするのか? お金の使い方は?
子どもの将来は? 子どもたちに何を伝えたら良いのだろう?
私たち自身、どんな社会、どんな生き方を考えたら良いのだろうか?
私たち市民一人ひとりが、いま自分なりの答えを探しつくり出していく。
そのための一つのヒントとして、
いま全国各地で多くの人たちが共感する、田中優さんのお話を聞く会を企画しました。
あらたな出発の手がかりに、一緒に考えてみませんか?
----- <田中 優さん> ------------------------------------------------------------------
20年以上前から原発問題に関わり、今回の3・11フクシマ以降、全国各地で緊急に企画される講演会は、毎回会場に入りきらない程の人たちが集まっている田中優さん。3月13日の大阪講演会の動画再生回数は10日間で15万回以上と、多くの注目を集めています。
地域での脱原発やリサイクルの運動を出発点に、環境、経済、平和などのさまざまなNGO活動に関わってきた経験をもとに、「これからの社会」のあり方と生き方を語っていただきます。「未来バンク理事長」のほか「日本国際ボランティアセンター」理事、「ap bank」監事、などを務め、立教大学大学院、和光大学大学院の非常勤講師。
http://tanakayu.blogspot.com
震災以後、被災しなかった私たちも、様々な思いにつらい気持ちで過ごしておられるのではないかと思います。どんどん見えてくるこの国のひどいありように、いかりつつ、それを作ってきた自分にいかりつつ。
みなに必要なのは、元に戻る努力をするのではなく、新しい生き方、社会を作ってゆく、その希望だと思います。どちらに向かって努力してゆくのか。そのアイデアを田中優さんが人々に届けているから、これだけ求められるのでしょう。
前に一度話を聞いたことがありますが、目からうろこが何枚も落ちるような、視点の違う勇気が出る話をしてくれる方です。楽しみです。
チラシの内容をそのまま載せますね。
田中 優さん講演会
< 3・11 >以後をどう生きるのか?
希望をこめて現在(いま)の社会を問い直し、勇気をもって新たな生き方をつくるために。
日 時: 5月12日(木)19:00 (開場18:30)
会 場: 松本市Mウイング(中央公民館) 6Fホール
参加費: ¥500 (高校生以下¥0)
主 催: 田中 優さんのお話を聞く会
共 催: ミツバチ松本上映実行委員会
問合せ: TEL. 090-4678-1862(竹内)
案 内: http://blog.livedoor.jp/matsumotobee/
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※ チケットはありません。予約・申込みなど不要です。
当日受付にお越しください。
※ 会場は350名収容です。 立ち見になる場合があります。
地震・津波そして原発震災…、
3月11日以降、私たちが信じてきたものが失われている。
さらに未来をも見失いそうな今、私たちは問われている・・・、
このままでよいのだろうか?
1ヶ月前の生き方、社会、価値観に戻すことが「復興」なのか?
原発にこのまま頼っていって、良いのだろうか?
エネルギーはどうするのか? お金の使い方は?
子どもの将来は? 子どもたちに何を伝えたら良いのだろう?
私たち自身、どんな社会、どんな生き方を考えたら良いのだろうか?
私たち市民一人ひとりが、いま自分なりの答えを探しつくり出していく。
そのための一つのヒントとして、
いま全国各地で多くの人たちが共感する、田中優さんのお話を聞く会を企画しました。
あらたな出発の手がかりに、一緒に考えてみませんか?
----- <田中 優さん> ------------------------------------------------------------------
20年以上前から原発問題に関わり、今回の3・11フクシマ以降、全国各地で緊急に企画される講演会は、毎回会場に入りきらない程の人たちが集まっている田中優さん。3月13日の大阪講演会の動画再生回数は10日間で15万回以上と、多くの注目を集めています。
地域での脱原発やリサイクルの運動を出発点に、環境、経済、平和などのさまざまなNGO活動に関わってきた経験をもとに、「これからの社会」のあり方と生き方を語っていただきます。「未来バンク理事長」のほか「日本国際ボランティアセンター」理事、「ap bank」監事、などを務め、立教大学大学院、和光大学大学院の非常勤講師。
http://tanakayu.blogspot.com
2011年4月17日
籾まきしました
風が強くて蔵の軒先を使えず、狭いけれど離れの土間で作業しました。
前々日の夜に30度くらいのお湯をお風呂に張って、籾を沈めて芽だししたものです。だんだんにいい加減になり、温度計も見ずに手加減で温度管理をしたせいか、ちょっと芽が出過ぎたみたい。あきまへん。
この日は今年、自分で苗起こしに挑戦する女性が、見学兼手伝いに来てくれたのでにぎやかでした。陽だまりのお茶も楽し。
ハウスに並べて水をやり、太陽シートをかぶせておしまいです。今年の工夫は、プールの上に木と紐を使って、シートがぴたっり苗箱にのってしまわないようにしてみたことです。
太陽シートはハウスのどんなに温度がどんなに上がっても、シートの下は30度ちょいという、ちょこちょこ管理できないずぼら苗起こしにはありがたいシートなのです。
よろしくお願いよ!!
路地のトンネルでやっていたころは、日が暮れてきてひえ~っと寒くなるまで作業が続き、本当に大変でしたが、この日も12時前には終わってうまいお茶が飲めました。ありがたいです。ゆっくり昼寝しましたです。
問屋の公開日に向けて
三軒となりの小野宿「問屋」は、今季初公開日が3月10日になり、前日に掃除とお雛さま飾りが行われました。
保存会の皆さんが外と掃除や草取りをし、
お雛さまを飾っているところです。
こちらは古い押し雛です。
おだいりさまの古いものが並んでいました。翌日は囲炉裏に火も入り、甘酒などふるまわれるという事で、写真を撮りがてらゆっくり見に行くつもりだったのですが、店のお客様が多くて出かけることできませんでした。残念です。もっとしっかり写真を撮るんだった。。。
2011年4月7日
Re:おいしくなーれ
今年も例年通り、朝5時から大豆の釜に火を入れました。いつも30キロの大豆ですが、今年は余分に店の一番大きな鍋で、4升の大豆を同時にたきました。
おおかた煮えた感じです。
いつも寒くて大変なのですが。今年は暖か、天気が良くてラッキーでした。
前々日の外国のシュミレーションでは6日、7日と日本中が一旦南におりた風が戻ってきて、放射能でおおわれることになっておりました。が、他の日に移すのも大変だし、もういいや気にせんとこ、と決行。結局風向きがそれたという事でした。まあ、来るより来ない方がよいですね。
例年は日が傾いて寒くなりながら片づけをするのですが、今年は慣れたのか3時半にはほとんど終わってゆっくりお茶をいただけました。二家族分を分けたので、店のみそは大体90キロくらいできたと思います。一応3年おいてから使う予定ですが、いつも少し足りなくなって早めに樽を開けます。
今年ははじめて全量買った大豆を使うことになりました。大豆も麹も自前で作っていたことを思うとさびしいのですが、これも仕方ないかな。大豆は青森産の無農薬、有機大豆を使いました。
10年畑を作ったことの良さは、いざとなればいつでも作物を作れる、という安心感です。大豆の種まき、草取り土寄せ、収穫のいろいろ。その時その時の作業と景色と手の感触が、湿度やお日様の光の加減まで伴って思い出されます。
土からいただく食べ物を、大事に加工して暮らしてゆくことが大切になる時が、いよいよ来たようです。
早く終わったので、今年初めての畑の仕事を日暮れまでしました。冬越しの小さな雑草をとって、穴を掘って苗を植えたり。花の木や苗を植えたり。育苗用のプールをつくるハウスを片づけたり。
楽しかったー。土を触ってアースすると、この頃の不安や重さが抜けてゆくようです。私たちは自然から奪い、汚し、大変な負荷をかけているのに、なおもこんなに静かに与えてくれている。なみだ、なみだ、ぽつぽつ泣きながら仕事しました。
春、ありがとう。
2011年4月5日
講演情報
南相馬市の病院の支援をして帰ってきたJCFの神谷さんが、現地の状況を報告しました。
地震、津波、そして原発からの放射能という3重の被災で、病院は物資が届かず大変な難儀をしている様子がよくわかりました。あまり放射能値は高くないのですが、30㎞圏内にあるため、運送の人たちが入ってこないのです。同心円のくくりで本当に風向きが悪くて汚染が進んでいる地域と、そうでない地域をいっしょくたにしているのは、地元の人たにとって、大変な不利益になります。
どこかのHPで見たのですが、「自宅退避」は基本的に1日が限度、それ以上になる場合は解除か避難のどちらかしかないのが常識、とありました。
確かに自分が突然家をしめきり、ガムテープで隙間ふさいで、手持ちの水や食料で電気も来ない中じっとしているとすれば、2,3日で具合が悪くなってしまいそうです。 食料も水も燃料も配る手配もせず、自宅退避というのは無責任すぎる。
線量が上がってきたため、参加している諏訪中央病院の医師や看護師さんたちには、戻ってくるようにとの病院の指示が出て、泣く泣く帰ってきたそうです。でも、これからも支援は続ける、との神谷さんの強い表明がありました。
それにしても最大の不満は、日本の気象庁からなぜ原発からの風の流れの予報が出ないのか、という事です。刻々に開示されれば、住民も安全を自らコントロールできるし、どの程度被曝しているのか計算もできるかもしれない。逃げるか、とどまるのか、その判断もできるはずです。逃げるならどちらにどのくらい動くのか、それも自分で考えられます。
フランスやノルウエーとかスウェーデンとかの、放射能の流れのシュミレーションや予報を見るしかないのは、なんという情けなさでしょうか。国民を信じないのにもほどがあります。自分たちが嘘ばかりいうので、誰もがそうだと思ってでもいるのでしょうか。
今朝の新聞で菅さんが、気象庁に風向きの開示をするよう指示したとありました。少しでも正確な情報を公表してもしいものです。
と怒ってばかりいず、前に進もう!というわけで、松本のむつみ高校の教頭先生の提案で、田中優さんをよんで講演会を開くことにしました。仔細は改めてお知らせします。
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