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2012年12月12日

しょうゆを絞りました。





今年のしょうゆが絞れました。11月21日。例年より少し早い絞りです。
 昨年の反省を踏まえ、今年は樽の温度をできるだけ上げる工夫をしました。もろみの表面が焦げたようになって、やりすぎたかなと、とても心配だったのですが、しぼり師の岩崎さんから「良いしょうゆ」と褒めていただきました。 このしょうゆをガラスのコップに入れて陽にかざすと、赤ワインの色に赤くきらめきました。おいしいしょうゆの色なのだそうです。

 もろみはこんな風。ちょっと指で表面をかくと、中が赤茶いろなのが良いそうです。この時点で岩崎さんからこれはおいしいしょうゆが絞れます、と太鼓判を押してもらいました。





  今年は木曾の鈴木真美さんにお願いして、去年作った新しい絞り機を持ってきてもらいました。絞り機のことを舟と言います。二台の絞り機をセッティングしているところ。
 いつもこの日に合わせてハウスのトマトを片づけて平らにし、ブルーシートを敷いて全天候型絞りスペースをつくります。この日は幸い晴れ。暖かくなりました。最初の2年がつらい寒さだったので、ありがたさがひとしおです。



  釜も一番手前の湯沸し用の他、しょうゆの火入れ用に、岩崎さんの釜ともう一つ用意。同時に火入れできるようにしました。火入れ用はアルミ釜です。段取り8分。


  もろみに熱湯を注ぎながら丁寧に少しずつ、しかし手早く冷めないように混ぜてゆきます。こめはなや店長、ここで岩崎さんに耳元で「おい!丁寧にやれい。」と注意され、またしてもボロが露見。なぜか岩崎さんの前ではボロボロ、ボロが出る。4年目ともなると、なんだかそれも楽しめるようになりました。(開き直り)




  絞り袋に入れて、空気が入らないようにきっちり畳んでゆきます。


  袋が全部入ったらジャッキをのせる準備です。この時点でどんどんしょうゆが出てきています。岩崎さんかっこいい!!


  袋が平均になってないとジャッキを置く場所が定まりにくい。落ち着くまで少しづつ微調整して・・・・と真美さん指導を受ける。各所に技があり、こうして自分で絞る気にならないと覚えないし、工夫もできない。大事な伝承の時。



「え~、ケーキにナイフを~」なあんて冗談言ってると、またダメ出し食らうよお。


 10トン近い圧で最後に出てきたしょうゆは、あくがなくて雑味すくなくそのまま使えます。
おお!しぼりたて生!


 絞ったしょうゆは釜に移して火入れします。殺菌の為ではなく、あくとなって出る不純物を取るためです。温度の上げ方にも決まりがあります。火を引いたら皆で一気にあくすくいをします。終わったら少し温度が下がるまで置いて、樽に戻し、冷暗所で10日ほど置いて澱を沈めてビンに移します。



 釜も袋を洗い、全部片付けるといつも真っ暗。今年は二台舟があったので、お昼ご飯をみなでちゃんと食べることが出来ました。終わってから持ち寄りのお菓子でゆったりお茶しました。ああ、幸せです。見学者や東京からの参加者も多く、30人ほども集まった今年の絞り。怪我なく楽しく終えることが出来ました。岩崎さん、みなさん、ありがとうございました。
 また来年ね!

2012年12月9日

お正月用のおもちとお菓子、お漬物の注文承ります。

年に一回しか作れない通信が出来ました。

恒例のおもちとお菓子や漬物の注文をお受けしています。
地方発送は例年余裕をもって29日にしてきましたが、今年は笹子トンネルの事故で、流通が混乱している様子で、もう1日早く28日に発送する方向で検討しています。
生ものなので、できるだけ遅くしたい所ですが。

電話をいただければ、faxで注文用紙を送ります。0266-46-3022

メール添付で注文用紙を送ることもできます。 アドレス naooz@po11.lcv.ne.jp



第8号 こめはなや通信


 今年は天候に悩まされながらも、お米、野菜とも豊作でした。さまざまなお漬物を蔵にしまい、越冬用の大根やら人参やらを土に埋め、白菜、冬菜やルッコラなど緑のものを移植して、一面みどりになったハウスに立って一人悦に入る。おてんとうさまのお蔭で、農家の一年を終えることが出来ました。この時代、当たり前のことが身にしみてありがたく感じます。
 さて今年、6月のこめはなや三周年記念企画「小野宿市」が、信じられないくらいの大成功!!
 小野酒造の蔵開き、県宝「問屋」公開と資料展示、史跡めぐり、飲食店の飲み歩き、地元のおじさんたちの「こめはなや一日蕎麦屋」、それから庭先クラフト市。宿場の民家二軒も公開してくださいました。
準備は後手々々だったものの、盛りだくさんのお楽しみに1000人程の人が来てくれ、思わぬ賑わいに本当にびっくりしました。なにより交通量の多い国道の警備と案内に、地元の人たちがボランティアで30人も交代で立ってくださった事に、感動と感謝でいっぱいになりました。この場所で、小さいながらも頑張って来てよかった。地元の皆さんありがとうの一日。
 このイベントがきっかけで、新しい動きが始まり、面白くなりそうでワクワクしています。来年もやりますよ!!ぜひたのめの里にお出かけください。
 もう一つ新しい事。離れの「頼母庵」(たのもあん)にトイレと流しを新設しました。会合や講習会、お食事会などに利用いただけます。親子の摘み草料理教室な~んてできればいいなあ。楽しみが増えました。
 このごろのこめはなやの話題は、冷え取り用の靴下重ね履きと、ハワイの伝統的問題解決法「ホ・オポノポノ」です。重ね履きの方はもう3年目。これと薪ストーブがあれば小野の冬も快適!それに「ホ・オポノポノ」で心も温まって、穏やかに年を越したいこめはなやです。
 原発・TPP・オスプレイと「根はひとつ」の大変な事態ですが、繋がりあって、大地に根差して来年もできるだけの事をしてゆきたいと思います。
 一年見守っていただき、ありがとうございました。(尚)

恒例のお正月用おもちの受付をいたします。

もち米のおいしさがいのちの、自慢のおもちです。贈り物にも喜ばれています。
もち米は自家栽培と、伊那の小川文昭さん栽培の明神モチを使います。
いずれも無農薬・無化学肥料で丹精込めて育てたものです。
価格は2ぺージ目をご覧ください。お菓子類、漬物も一緒に送れます。
但し、草餅、おはぎ、酒まんじゅうは冷凍発送になります。  

ご注文締切は1224日(月曜日)です。
(作れる量に限りがあります。お早めにお申し込みください)

地方発送は29日出荷です。
店頭渡しは30日、伊那方面への配達も30日です。
(市役所駐車場渡し)



こめはなや 2012年末農産物、加工品価格(送料別)

もち一枚50g程度の切り餅です。Kg単位でもお受けします。
 
鏡餅    小 300g 400
      大 700g 920
白もち   300g(約6枚)380
玄米もち  300g(約6枚)380
黒米もち  300g(約6枚)420円  甘味が増して歯切れの良いもちです。
えびもち  300g(約6枚)450円  素干しエビ入り
豆もち   300g    420円  青大豆、大豆、赤紫蘇の梅酢漬け入り
高きびもち 300g(約6枚)420円  ほんのりピンクのおもちです。

混植なかよし米(玄米)  
  1kg 900円   500500
  黒米2種、赤米3種を含む18種類の品種を混ぜて種まきし育てまし
  た。白米に1~2割混ぜ一晩置いて普通に炊けます。玄米に混ぜて
  炊くともっちりおいしくなります。
黒米    300g  3502011年産)
小川さんちのコシヒカリ玄米・白米 2.5㎏真空パック入り 各1800

○その他  きなこ 100g 250
(人気の明さんの蜂蜜は、蜂が全滅したため今年はありません。)

焼き菓子
  グラハムビスケット8枚 250(砂糖不使用、地粉、全粒粉、ふすま、菜種油、レーズン、ナッツ、自然塩)
パウンドケーキ 15㎝×7㎝ 900 (地粉、よつばバター、卵、素精糖、牛乳、レーズン、ナッツ)
スコーンおまかせ2個入り  290円 (地粉、よつばバター、素精糖、牛乳、ノンアルミベーキングパウダー、その他ルバーブなどいろいろ)
動物ビスケット  4枚入り 350(地粉、菜種油、粗糖、自然塩、実そば、ゴマ、かぼちゃ・穀物茶)
ブラウニー   1本     280(地粉、卵、粗糖、チョコレート、菜種油、ココア、くるみ)

○生菓子 冷凍で発送のため、別途送料がかかります

手摘みよもぎもち(草餅) 1個 170
玄米おはぎ  エゴマたれ2個小豆あん1個 の3個セット 400
酒まんじゅう  おまかせ6個セット 850

漬けもの、しょうゆは自家用に作ったものを希望によりお分けしています。一般商品ではありませんので、パッケージなどは特別にしていません。ご了承ください。味噌は好評により本年は売り切れました。

○漬物 

  大根酢漬        300g  360 (自然塩、素精糖、米酢、
                    うこん、ゆず)
木曽赤かぶ酢漬   250g 400 (自然塩、素精糖、米酢)
大根の粕・味噌漬   250g 400 (自然塩、小野酒造酒粕、
                   自家製味噌、素精糖)
松本地大根ぬか漬  300g 360 (自然塩、米ぬか、糀、
                  茄子の葉、唐辛子、うこん)
野沢菜       300g 360 (自然塩、米酢、自家製
                  醤油、黒砂糖、柿皮、唐辛
                  子、酒、焼酎)
  香味野菜の味噌漬  80g  350 (自然塩、みそ)

○しょうゆ
  手造りしょうゆ 500㏄ 420円 (発酵するためペットボトル入りです。)

2012年11月2日

きのこの放射能測定結果

 

昨日送った山のきのこと田んぼの土の放射能検査の結果がでました。調布のみさとやさんにある「高木仁三郎記念・ちょうふ市民放射能測定室」で藤川さんに測定していただきました。


 きのこはセシウム137のみ21.1ベクレル/1kg、セシウム134、カリウム40は不検出でした。
 藤川さんの所見では、フクイチ由来のセシウムが多く存在しているならば、134も12ベクレル程度検出されるというのが、一般的な状況であり、134が検出されないという事は、過去の核実験やチェルノブイリ由来ののこりと
考えられる、とのことでした。天然きのこはフクイチ前から微量の放射能が検出されるのは珍しくないという事で、その範囲内だから食べも大丈夫だと。「このきのこ、食べてもいい?」と言ってくださったそうですが、測定だからと開き過ぎのを送ったので、申し訳なかったなあ。送ったのは小野の楡沢(東山)の、ショウゲンジ、チャナメツムタケ、イグチ少々でした。


 田んぼの土の方は、天然放射能のカリウム40のみ検出されましたが、他は不検出でした。実は田んぼから少しは検出されるかと思っていたのですが、汚染がなくて一安心です。藤川さんからは東京の土ならあっと言う間に高いセシウム値が出るのに、うらやましいくらいの土です、と言っていただきました。
 ほっとしたけれど、今も汚染に苦しむ生き物たちがいるのだから、これ以上広げないようにできるだけのことをしなければいけない、と改めて思ったこめはなやでした。


 さて、モモも埋まるほど生育順調の野菜たち、来週から大根やカブの漬物を少しずつ始めようと思います。大きくなりすぎそうなので。シアワセ!


 



2012年10月30日

クリタケをたくさんいただきました。


 今年はほんとに色々なものをおすそ分け頂く年でありました。この秋も間引き菜から始まって、栗4回、りんご、ぶどう、なし、ポポー。この日も山で栽培したクリタケを大量にいただきました。びく2杯ぐらい。
 ちょうど年に一回か2回の夜の予約が入っていたので、(どうしても断れない)初めてごぼうと煮てみました。みりんとうちのしょうゆだけで味つけて、少し甘めに。キノコの陰性をごぼうの陽性が補ってくれるはずです。滋味のあるおいしい一品になりました。
 残りのキノコは干してみています。クリタケを
干して炊き込みごはんにするとおいしいらしい。煮物にしてもおいしそうですね。
 


 東京のみさと屋さんの藤川さんから電話で、軽井沢の野性キノコから3000ベクレル超過のセシウムが出たと知らせがありました。何も気にせず食べていますが、小野のキノコだって影響がないはずないと思います。今週中に藤川さんにキノコや土を送って計ってもらう予定。又結果はお知らせします。
 秋の楽しみのキノコですが、なんとも複雑な気持ちになります。

2012年10月24日



 朝の空気がぐんと冷えて、ストーブなしで過ごせなくなってきました。
 今年は野菜の出来が良くて、畑を見るのがうれしい。
 昨年、一昨年の失敗の教訓を生かしたつもりですが、そればかりではないような気もします。夏の長い渇水の時期にじっと耐えていた作物たちが、一雨ごとにグンと伸びるのがよくわかります。

 9月、10月はイベントが多く、9月末のおてんとさんぽから、先週の北小野JA祭り出店&ラボラトリオ出品まで、農作業をはさみながら休みなく走ってきた感じです。まだ田んぼのわらも片づけていませんが、今週はほっと一息つくことが出来ました。


 今後のお知らせです。

10月28日(日) 高遠ほりでいパークにて、「虹の市」はなちゃん代表で出店します。

11月4日(日) 自然食品店たろう屋さん、こめはなやの庭で出店です。12:00~14:00

11月18日(日)まだ決定していませんが、松本「ラボラトリオ」のマルシェに出品か出店する予定

11月21日(水) いよいよ「しょうゆ絞り」します。見学者歓迎、一応ご連絡ください。0266-46-3022

毎週土曜日は大好評の「ハルハナ堂」のパン入荷しています。


11月10日ころから、大根などの保存漬けを始めます。あーまたまた忙しくなります。
暮れのおとどけに向けて、おいしいつけものつけなくっちゃ。


2012年9月20日

10月8日(月・祝日)稲刈りを終えてホッとひと息~秋の夕暮れライブ with NUU(ぬぅ)&夏秋文彦(15:30開場・16:00開演)

秋も深まる10月の始まり、NUUさんの伸びやかな唄声と夏秋文彦さんの美しい鍵盤ハーモニカの音色が、小野の里に響きます。夕暮れ色に染まる秋の時間。こめはなやも、美味しいお茶をいれてお待ちしています。

【ご案内】秋の夕暮れライブ 

2012年9月11日

初秋のこめはなや、スケジュール


雨がなかなか降らず、農作物が心配なこの頃ですが、さすがに朝晩は秋らしく冷えるようになりました。
これからこめはなや、秋の繁忙期に突入致します。今から9月、10月初めまでの予定です。

9月15日(土)より週一回土曜日入荷で「ハルハナ堂」さんのおいしいパンを取り扱います。食事パン中心です。注文も承ります。

9月16日(日)海老原よしえミュージシャン10周年記念ライブの夕食ケータリングの為、午後2時ラストオーダーとさせていただきます。

9月18,19日
火、水)天気で変わりますが、稲刈り予定。参加歓迎いたします。興味のある方は是非ご連絡ください。

9月25,26日(火、水)田んぼが二枚あるので、この日も稲刈りの可能性あります。参加歓迎いたします。

9月29、30日(土・日)辰野町の「おてんとさんぽ」出店します。荒神山にて。店は平常営業いたします。


10月7日(日)小野駅前フェスタ出店  店は通常営業
10月7日(日)たろう屋さん、こめはなやの庭にて出店

10月8日(月)午後4時よりこめはなや初のライブ
         唄 nuu(ぬう)
         鍵盤ハーモニカ 夏秋文彦
ゆっこちゃんのイチオシライブ。とても素敵な歌声です。仔細は改めておしらせします。






出店や自前のイベント、農作業など目白押し。体力勝負の秋です。



楽しい事、おいしいこといろいろ。ぜひこめはなやで遊んでくださいね。


2012年8月20日

ちいさかったモモ

 

 いらっしゃる度に、モモと会うのを楽しみにしてくださっているお客様に、モモの小さい時の写真をブログに載せますと約束してから、ずいぶん日にちがたってしまいました。

  ほんとに小さかったなあ。









こんな鳥かごに入れられて、
木曾の山の中から軽トラの助手席の、
小さなゆうとくんに抱かれて、
兄弟たちは貰い手を求めてきていたのでした。

一番左がモモのよう。
右の灰色の二匹のうち、一匹がセノ家にもらわれたのでした。





窓の外のトラちゃんと遊びたいモモ









しめ縄作りも毎年いっしょに。






2012年8月14日

杏仁豆腐の作り方、ン?


 それは、「杏仁豆腐作るからさあ、あんずの種捨てないでね。」というはなちゃんの一言から始まった。

作り方?!

① 7月のある日、破竹をそれこそ山ほどもらう。(草餅と黒米をお礼にあげる。)

② どうしようこんなに・・・と思ったところに、加工用にしてと熟れた杏をたくさんもらう。(破竹をお礼に、わらしべやね。)

                     
                 この写真、破竹は人にあげたり、もうだいぶ皮をむいてへった後。もっとあった。

③翌日、ゆでた破竹を洗いながら、杏は皮をむいてジャムに、種は洗ってカラカラになるまで数日干した。ちなみに破竹は茹でて冷凍に。

④干しあがった杏の種。


⑤ 石などで固い殻を割る。中の仁は水に一昼夜つける。(ここからははなちゃん料理を見学)




⑥ふやけたら薄皮をむく。(何でも口に入れて味を見るわたしめ、白くてつやつやの種をちょっとかじってあまりの苦さにグェーッとなってあきれられました。)


⑦仁15個~17個に水200cc(うち20ccは残しておく)いれてミキサーでジュース状に撹拌。
 布でこし、鍋に移す。残しておいた20ccの水でミキサーに残ったエキスを洗って同じように鍋に入れる。(ここでも味見、やっぱグェ!これってできたもの苦くならないのか、と心配になる。)

⑧4gの寒天粉を入れて煮溶かす。
 素精糖大さじ2とちょい入れてとかし、火からおろして牛乳400cc混ぜ、型に流し込む。生クリームを混ぜてもいい。(もちろんここでも味見。あらあら不思議、苦みは消えていました。火の力でしょう。う~んいい香り!かんてんぱぱの杏仁豆腐のかおりだ!)


⑨好みの甘さにシロップをつくって冷やし、冷えた杏仁豆腐を切ってかけます。
 種は15個使いましたが、ちょっと香が強いぐらい。種が大きかったせいもありますが。
 おいしくいただきました。ごちそうさまでした。って、実はお客様のデザートに全部出してしまって、わたしらシロップの味見の時に少しもらっただけでえ・・・ゆっこちゃんたらさああ、もうちょっと食べた かったよう。



2012年8月6日

夏休みのお知らせ


8月20日(月)~24日(金)まで、夏休みをいただきます。

お盆期間中、14.15日の定休日を除いて、通常営業いたします。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

この頃、手軽なのでフェイスブックをつい更新してしまい、ブログがなかなか書けないでいます.
申しわけありません。

2012年7月27日

命の行進2012に感謝









 先日の正木高志さんのフェイスブックを見るまで、2月からすべての原発を回って歩いて、8月に広島まで行くという、「命の行進2012」が進み続けていることを知りませんでした。

http://inochinokoshin2012.blog.fc2.com/
http://www.facebook.com/pages/%E5%91%BD%E3%81%AE%E8%A1%8C%E9%80%B2-2012/173948022716965


 雪の中も雨の日々も、そしてこの暑さの中、半断食の行進や原発前の断食供養をしながらの祈りに、ただ涙がとまりません。ありがとうございます。
 この姿は、反原発という一面だけではなく、世界の平和を願い続けてきた日本山妙法寺のみなさんの深い強い、すべての生き物たちへの平安への思いであると感じました。

 日本山妙法寺は故藤井日達上人(しょうにん)が始められた、日蓮宗のお寺です。妻帯結婚は認められておらず、檀家もありません。従て葬式や法事による収入でなくて、街頭修行の托鉢などで暮らしておられます。南無妙法蓮華経と唱えながらひたすらに世界の平和を願い、各地に自力で仏舎利塔
を建てておられ、平和行進に黄色いお袈裟を着て太鼓をたたいておられます。

 小澤は25年以上も前になりますが、佐渡の日本山の籠八接心(12月初めの一週間の断食修行)に初めて参加させていただいたご縁で、平和行進に出かけられた武田上人さんに頼まれて、佐渡の留守寺を一冬守らせてもらいました。寺と言ってもほとんど外見は民家に近い、質素なところです。裏の道をどんどん登ったところに、立派なお仏舎利塔があり、両津の湾に面して美しい海が広がっていました。

 まったくシロウトのわたしに、「毎日お茶と水を上げて、太鼓をたたいて、このお経を読んで・・・」と言ったお上人さんもお上人さんですが、私にとっては雪の中で一人静かな時間を過ごせる、ありがたい経験となりました。 その後、長野や渋谷などのお寺にもお邪魔しました。当時長野は年配の安寿様(尼さん)がふたりで暮らしておられました。安寿さまは高等女学校の学生であったころ、藤井日達様の話を聞いて、家族の反対にあって勘当されながら出家したたそうです。まったく収入なくて、お兄さんがこっそり電柱の根元に食べ物を埋めてくれたものを掘り起こして飢えをしのいだそうです。


 その暮らしの中、自分で一本々々材木を担いで運んで、長野の御堂を作ったと。その後小諸にお仏舎利塔を建てられたという事で、本当に燃えるような信仰を持った方でした。どこに行っても静かで熱い方にお会いしました。私はその後インドの思想に惹かれて日本山にはあまりゆく事がなくなりましたが、10年以上過ごした熊本は花岡山の道場が近くて、時々お参りやお手伝いに行くことが出来ました。長野はさすがに遠くてお参りも失礼しています。


 そんなこんなで久しぶりに日本山のみなさんの歩みを拝見して、自分の暮らしを反省しているこの数日です。いまここ、をちゃんと暮らすことで精いっぱいな毎日ですが、この祈りだけはどこでもできるはずなのですから。


 今日もこの暑さの中を歩いてくださているみなさまに、ほんとうに感謝しています。祈りの力を信じて人間だけでない、すべての生き物たちの安全と平和を願っていきたいと思います。


2012年7月11日

梅のしごとは続く

梅干し用に18kg塩漬けし、梅ジュースを7.5kg、砂糖漬けに5kg。
そしたら親戚からまたまた大きなのを10kg以上もらい、梅干しにして、痛んだところを取ったものはジャムにして。
例年三河みりんでつける梅酒はお休みです。


これはつけて二日目の梅ジュースのシロップ。
梅と同量の素精糖で漬け込みます。ビンにいっぱいいっぱいだったのに、しゅーんと小さくなります。
梅のエキスが出きって、カチカチに小さくなるまでかき混ぜながら、発酵しないように目を光らせます。





こちらは砂糖漬け。まず大きな梅には切り込みを入れて塩漬けに。
漬かったら水につけて程よく塩出しして、梅割りで割って、種を取って、少しずつ砂糖入れて赤紫蘇を梅酢でもんだのも入れてね。
赤紫蘇は去年たくさんつくって瓶詰にしておいたものをのっけます。
ああ、手間かかりまっせ。
様子見い見い砂糖を足します。そうしないとシワシワになっちゃう。
今年も早く赤紫蘇を定植しなくちゃ。





後からいただいた中梅。
中梅って言ってたけど、これが?っていう大きさ。
姫リンゴじゃない?



こうして梅のしごとはまだまだ続くのであります。



梅雨は野の果実の季節

植えて3年目のジューンベリーの実がなりました。
とってもおいしい。花も私が大好きなスモモの花によく似てきれいだし、もう一本どこかに植えようかとおもうくらい。
通るたびに口に入れて、残りはヒヨドリが食べて、お客様の食卓にはのぼりませんでした。




桑の実です。こちらはゼリーにしたり、ジャムにしたりしました。

うちの畑の桑の実はおいしいけれど小さくて、お気に入りの木(ひとんちの)も伐られてしまったりしますが、そこは不思議と新しく木を発見したりして。
常に外に出たら、目が食べられるものを探す習性が身についておりまして。
そのうえずうずうしく軽トラに脚立を積んで行って、持ち主さんに「いい実がなってますねええ・・・」などと持ちかけて、ゲットしちゃうしたたかさ。





梅も今年はたくさん。




他にも、花ちゃんからスグリ(うちの木は枯れてしまって)や、ラズベリーをよくもらいます。
グミやフサスグリもよく見かけるし、本当に多彩な果実の季節ですね。




小野宿市 風景その2

写真をたくさん送っていただきました。その中から全体の雰囲気が伝わるものを数点アップしてみます。

あのにぎわいもまるで嘘のように静かな小野です。雨の合間の晴天にはスカッと青空、暑~い!
草の勢いもすごくて、どこそこ雑草だらけ。わああ、どうしよう、のこの頃です。