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2011年8月4日

ありがとうございます。



 草刈りして日が暮れて、明日の用意であんこを丸めとかなきゃ、と思った定休日。

 庭のシャラの木の下に、細身できれいなアゲハがいた。どうやら羽化したばかりのよう。飛び方も頼りない。





 ここで育ったんだね。だって君らが三つ葉を食い尽くしているもん。



 正木高志さんの新しい歌。

 大好きでCDで聞いては口ずさむ。

 その歌を思いだす。


♪ 静かなみどりの朝
  小さな花の影に
  生まれたばかりの蝶々
  羽をふるわせている

  悲しみの夢からさめて
  よみがえる森のいのち
  やわらかな風にゆれて
  見あげてるempty sky


 ー悲しみの夢からさめて、よみがえる森のいのちー  

 あたらしいもの、新しい生き方、あたらしいほんとうに大切にしあえるくらし。

 森の、木々の、せせらぎの、静かなしっとりとした空気。

 そこに帰りたい。

 六ヶ所村の「明日の森」の木々の間から見あげた空。

 人の欲で蹂躙された自然でありながら、なんて明るい空だったろう。

 森の生命力のように、わたしも。

 生まれたての羽をふるわせられるように

 今をあきらめずに生きよう。