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2010年1月27日

Unknown

 映画「食堂かたつむり」のポスターが送られてきました。とってもかわいいくて、早速店にはりました。美術を担当した兄が送ってくれたものです。

 去年の、店が出来上がったばかりのころ、ロケ場所を探して兄と東映の方とが店に来て、すっかり「こめはなや」の雰囲気が気に入ったそうです。その後、監督さんをはじめ主だった方々も見に来られて、「かたつむり食堂」の内装に、「こめはなや」をモデルにすることに決まりました。

 ロケのケータリングに行って、現地に作ったかたつむりの建物を見ましたが、内装は東京にセットで作るということで、中はがらんとしていました。本格的に材木を組んでたてた、がっしりした建物で、かわいいタイルを張った玄関がおしゃれでした。

 建設には、うちの店を建ててくれた今枝一棟梁や、大工さんたち、石屋さん、基礎工事の小山さんなど、総動員で力を貸してくださったようです。予定地にすごく大きな岩があってとても動かせるようなものでなく、小山さんが2日がかりで重機で砕いたけど、砕ききれなかった、とか、雨が降って周りがぐちゃぐちゃになって山から土砂を運んで入れた、とか。

 ふだんやったことのない仕事の連続で、大変だったけど面白かったと、私たちも伝え聞いて楽しませてもらいました。写真で見せてもらった内装のセットは、どことなくやはりうちの店と似ていて、さらにおしゃれでかわいかったなあ。映画を見に行くのが楽しみです。

 そうそう、蔵のあたりにあった昔のカイコを飼う道具だの、古い道具やがらくただの、いろいろ持って行ったので、「何に使うの?」と聞いたら、「古い小屋を片づけるシーンで、持ち出すガラクタにする」って。なあんだあ。捨てられるんかい、きみたち。なんてこともあった。

 母がもう捨てる、と言ったのだけれども、もったいなくて残しておいた小さな錆びたカマドは、ちょびっとだけど出演できたそうです。目を皿のようにして見とこ。

 以前のいきさつをご存知の方は、笑っておられると思いますが・・・私が柴崎さんのモデルではありませんのでアシカラズ。しつこい?