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2011年3月16日
わかめは食べ過ぎないほうが良いそうです。
鎌田實先生のブログからコピーさせていただきました。
以前のブログに海藻を食べようとの記載をし、申し訳ありませんでした。
鎌田先生の話では、原発から23kの病院に緊急支援しようとされており、自宅退避地区であることもあって、苦労されているようです。できましたらチェルノブイリ連ライ基金へ募金での支援をお願いします。
http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/
寄付の先
00560-5-43020
日本チェルノブイリ連帯基金
通信欄に「福島原発震災被災者支援寄付」と書いてください。
*************************
長崎大学医学部教授の山下俊一教授と連絡が取れた。
山下先生は、緊急被曝をしたときの対策委員会座長として、安定ヨウ素剤の取り扱いマニュアルをつくっている。
3つの質問をした。
1、ヨウ素剤を投与するのは、どんな場合か?
日本では、放射性ヨウ素50ミリシーベルトが放出された地域に安定ヨウ素剤を投与するとマニュアルで決めている。
ヨーロッパでは基準がゆるく、100ミリシーベルトとしている。
放射性ヨウ素が原因で甲状腺がんになるリスクは、50ミリシーベルト以上と考えるためである。
昨日、福島第一原発の3号機付近で400ミリシーベルトが検出されたが、これはセシウムが大半で放射性ヨウ素は少ないと考えられるそうだ。
なので、現在の福島原発の周辺では、安定ヨウ素剤を投与するような状況に当たらない。
40歳以上の人は、放射性ヨウ素で甲状腺がんになることはゼロに近いと考えていい。
子どもたちの問題と考えていいそうだ。
2、食事でワカメやのり、昆布をとるのは有効か?
日本人はもともとワカメやのり、昆布を食生活のなかに取り入れてきた。
内陸の、海藻をほとんど食べない国と比べて、ふだんからヨウ素を豊富にとっている。
アイソトープ検査で24時間後の放射性ヨウ素123の取り込みを調べると、日本人は25%に対して、ロシアでは35~40%という差が出た。
ふだんから海藻を食べる機会が少ないロシアの人では、放射性ヨウ素を多く取り込んでしまうということだ。
このデータをみると、やはりワカメやのり、昆布をとっている日本人の食生活はいいことだと思う。
むしろ、日本人はもともと足りている人が多いので、摂りすぎると甲状腺機能低下症を起こす危険性がある。
最近、海藻を食べてなかった人はちょっと食べて、ふだんから食べている人は今までどおりでいいということだ。
3、チェルノブイリでは、何人の子どもが甲状腺がんになったのか?
小児甲状腺がんの発生はベラルーシがいちばん多いが、5年前のデータではロシアとウクライナで約5000人という。
大気中の放射性ヨウ素を吸い込んで甲状腺がんになった確率は非常に低いという。
汚染されたミルクを飲んで甲状腺がんになった可能性が高い。
汚染されたものを体内に入れないことが大事ということだ。
現在の放射線量のレベルで、福島県やその周辺の子どもたちが甲状腺がんになる確率はほとんどないと考えていい。
念のため、海藻を少し食べるくらいでいいのではないかと言う。
山下先生は一時、WHOで2年間、チェルノブイリの放射能の健康被害を調査していた。
昨年12月には、長崎の被爆者医療を行っているNPOナッシングの講演会で、ご一緒したばかりである。
以前のブログに海藻を食べようとの記載をし、申し訳ありませんでした。
鎌田先生の話では、原発から23kの病院に緊急支援しようとされており、自宅退避地区であることもあって、苦労されているようです。できましたらチェルノブイリ連ライ基金へ募金での支援をお願いします。
http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/
寄付の先
00560-5-43020
日本チェルノブイリ連帯基金
通信欄に「福島原発震災被災者支援寄付」と書いてください。
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長崎大学医学部教授の山下俊一教授と連絡が取れた。
山下先生は、緊急被曝をしたときの対策委員会座長として、安定ヨウ素剤の取り扱いマニュアルをつくっている。
3つの質問をした。
1、ヨウ素剤を投与するのは、どんな場合か?
日本では、放射性ヨウ素50ミリシーベルトが放出された地域に安定ヨウ素剤を投与するとマニュアルで決めている。
ヨーロッパでは基準がゆるく、100ミリシーベルトとしている。
放射性ヨウ素が原因で甲状腺がんになるリスクは、50ミリシーベルト以上と考えるためである。
昨日、福島第一原発の3号機付近で400ミリシーベルトが検出されたが、これはセシウムが大半で放射性ヨウ素は少ないと考えられるそうだ。
なので、現在の福島原発の周辺では、安定ヨウ素剤を投与するような状況に当たらない。
40歳以上の人は、放射性ヨウ素で甲状腺がんになることはゼロに近いと考えていい。
子どもたちの問題と考えていいそうだ。
2、食事でワカメやのり、昆布をとるのは有効か?
日本人はもともとワカメやのり、昆布を食生活のなかに取り入れてきた。
内陸の、海藻をほとんど食べない国と比べて、ふだんからヨウ素を豊富にとっている。
アイソトープ検査で24時間後の放射性ヨウ素123の取り込みを調べると、日本人は25%に対して、ロシアでは35~40%という差が出た。
ふだんから海藻を食べる機会が少ないロシアの人では、放射性ヨウ素を多く取り込んでしまうということだ。
このデータをみると、やはりワカメやのり、昆布をとっている日本人の食生活はいいことだと思う。
むしろ、日本人はもともと足りている人が多いので、摂りすぎると甲状腺機能低下症を起こす危険性がある。
最近、海藻を食べてなかった人はちょっと食べて、ふだんから食べている人は今までどおりでいいということだ。
3、チェルノブイリでは、何人の子どもが甲状腺がんになったのか?
小児甲状腺がんの発生はベラルーシがいちばん多いが、5年前のデータではロシアとウクライナで約5000人という。
大気中の放射性ヨウ素を吸い込んで甲状腺がんになった確率は非常に低いという。
汚染されたミルクを飲んで甲状腺がんになった可能性が高い。
汚染されたものを体内に入れないことが大事ということだ。
現在の放射線量のレベルで、福島県やその周辺の子どもたちが甲状腺がんになる確率はほとんどないと考えていい。
念のため、海藻を少し食べるくらいでいいのではないかと言う。
山下先生は一時、WHOで2年間、チェルノブイリの放射能の健康被害を調査していた。
昨年12月には、長崎の被爆者医療を行っているNPOナッシングの講演会で、ご一緒したばかりである。