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2011年5月11日

浜岡原発が止まりますが

 浜岡が止まることになって、まずはうれしいことですが、使用済み燃料がある限り安全とは言えず、また、他の原発も心配であることに変わりない。

 なんという恐ろしいものでしょう。

 菅首相の表明はアメリカからの圧力があったから、との報道があります。国民の思いが通じたのではないとすると、また更になさけない状態にある日本を突きつけられる思いです。

 なぜ「あたりまえのこと」が通用しないのか私にはわかりません。必ず壊れるとわかっているぐらぐらな台の上に、石油ストーブを載せて火をつけておく人はいないでしょう。石油ストーブならまだ火事になるだけですが、放射能がどれだけこわいか、もう誰しも知っているのですから。

 国民が受けてもいいと法律で決められている年間1ミリシーベルト。30代の人間の5倍影響が大きいという、細胞分裂中の子供たちに、20ミリシーベルト受けさせても大丈夫という政府。いったい何を守っているのでしょうか。お金でしょうか。地位でしょうか。

 人間はまだ逃げられるけれど、植物や小さな生きもの、動物、魚も被ばくしている事、その痛みを私たちはやがて引き受けていかねばならない。蒔いた種はいずれ刈り取らねばならないのが、因果の法則だから。

 鳥インフルエンザや狂牛病、口蹄疫でどれだけ生き物を殺したか。フクシマでエサをもらえず死に至る家畜もだけど、放射能で遺伝子を傷つけられる動植物たちの苦しみを、私たちは引き受けなければならない。

 その痛み、苦しみを感じるから、こんなに毎日が重いのだと思う。

 重いから、これを力に新しい生きかたをゆかねばならないと思う。

 明日は松本で田中優さんの講演会があります。ぜひご参加ください。仔細はしばらく前にお知らせしましたので、そちらをご覧ください。待ってまーす!!