農家のお菓子とごはん「こめはなや」

2009年9月17日

ママチャリの天使さん

木曜日は店の仕込の日。朝7時に、冬に向けてのよもぎ貯蔵をするべく、露よけの合羽を来てよもぎ刈りに行こうと裏口を出たら、ママチャリに大きな荷物をつけた女の子が、ニコニコ挨拶をしてきました。

 「店はまだですよね~」と日本人の顔だけど、片言で話しかけてきた様子がとっても気持ち良くて、思わず「お茶飲む?」と言ってしまいました。

 聞けば昨夜は、松本あたりの川のほとりでテント張って寝たそうな。「出発は?」と聞けば、「宮城から」!と。「どこ行くの?」「名古屋」「そりゃ、道違うよ。」「どこまで行くの?」「沖縄」いいねえ。
 
 背負ってきたというデカイ金属製の楽器を奏でて見せてくれました。UFOみたいな形でとてもきれいな音にびっくり。ハング(ングはほとんど発音しない感じ)というスイスで9年前に作られた新しい楽器なんだそうです。



 それから一日、種まきだの、よもぎちぎりだの手伝ってくれて、とうとう泊まってゆきました。

 昼休みに、みんなでハングで遊びました。メロディーを奏でるくぼみがいくつもついた表と、裏には真中に穴が開いていて、打楽器になります。ほとんどインドのタブラの音にそっくり。2人で弾くこともできます。

 

 一人でハングを立てて両面を弾くと、打楽器とメロディーを同時に奏でることができます。どこかで聞いた音!そう、タブラとサントゥールの音そっくり!ほんとにびっくりです。サントゥールはインドの弦楽器ですが、グランドピアノをうんと小さくして小さくして、小さな薄い木製のばちで、張った弦を叩いて奏でるような、繊細で透明な音を出す美しい楽器です。

 ひとしきり、懐かしい音色に浸ることができました。

 夕暮れ方まで、よもぎの葉っぱちぎりの手伝いをしてくれました。何を話しているのか、大笑いの声が響いていました。



 よく朝、ハングの穴に寝袋を詰め込んで背負ってままチャリに乗る、まりちゃんの姿を写真に収めようと手ぐすねを引いて待っていたのですが、たまたま来た自然食品店のカンビオさんの車で、木曽街道まで送ってもらう事になり、突然の別れとなりました。良かった、でもチョー残念。

 たのしかったよー!カナダから来た天使さん。底抜けに明るい笑い顔をありがとう。あなたのことだから大丈夫だろうけど、気をつけて。沖縄まで行けるといいね。

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