毎年人気の混植米「なかよし米」を袋詰し、販売し始めました。なかよし米は、18種(進化中)の米を種モミから混ぜて、苗を作り、田んぼで育てたお米です。
古代米の黒2種、赤3種、また古くからのもち品種も混ぜています。玄米にはもちろんですが、白米に少量まぜて炊くと、もっちリ甘みも増しておいしいと人気で、毎年早くになくなってしまいます。
栃木の上野長一さんの「いろいろ米」に影響を受けて、地元品種で、高冷地でも栽培可能なものを集めて混ぜました。背が高くて倒れやすいものは、小さいものに支えられ、どれも生き生きと生命力強く育ってくれます。
穂の出る頃にはノギが白いの、赤いの、黒いの、いろいろ混じってそれは美しく、楽しくて田んぼに行くのが楽しみです。山の田んぼで作っているので、周囲の山やたくさんの生き物たちと調和し、どこかで歌でもうたっているような、何か楽しげな音色が聞こえそうな気がします。
だから「なかよし米」。
おいしいお米、を追求するだけでなく、いろいろな個性が調和する強さを大切にしてゆきたい。味わってゆきたい田んぼの仕事です。