農家のお菓子とごはん「こめはなや」

2010年3月23日

いえいえ

私の祖父は、墓マニアであった。

飲んだくれの親の反面教師のお陰で
小学校しか行けなかったものの、のし上がったらしい。
なぜだか知らないが、晩年はひたすらお墓に時間とお金をつぎ込んでいた。

で、祖父が亡くなった時に、
「床下を掘ってみろ、お金が入ったカメがあるぞ」と親戚に母は言われたらしいが、
家族は知ってたから笑ってた。お墓になっちゃったよん、全部。

そして残った。広いお墓と墓石たくさん。
それもケヤキの大木の下。杉の木のそば。

春の墓掃除。
分厚く積もった枯葉にため息。
毎年二人でやっても半日仕事になってしまう。
いつもは杉っぱは焚きつけに、
ケヤキの葉は肥料にと
十数袋もちかえるのだけれど、
今年は濡れた枯葉のほかはおおかた燃やすことにした。

古い墓石は苔むすに任せて、
祖父の建てた九基の墓石は、毎回水拭きする。
雑巾が緑色になる。

ごしごし磨いていたら発見した。
私の祖父のそのまた祖父は、
家を息子に譲って、牧師になって夫婦で国後島に渡ったという。
どんな暮らしであったのだろうか。寒かったろうなあ。

墓石のてっぺんを磨いていたら、誰かの頭をなでているような気がした。
墓掃除も悪くない。ね。

それにしても田舎の「家」を守るって
昔のように大家族ならいいけれど
一人二人になると、これまた限界家族って感じだよなあ・・・。


2 件のコメント:

  1. 昨日とはうって変わってさむかったでしょう
    予定を変えてしまったのではないでしょうか?
    もしそうだったらごめんなさい

    あ~お彼岸だったんだ・・・と
    お墓の掃除の話をしていてハッとしました

    実家にもあまり帰らないので、祖父母のお墓はもっと行っていないことに気がつきました
    反省…

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  2. U子さん、いろいろありがとう。その上心配させてしまって。
     お墓の掃除は、遅くなってしまったけど、この日に決めていたのです。変更してませんから。
     この頃、年度末でいろいろたてこんでいて、メールを見るのがせいぜいで、ブログを開ける気力がありませんでした。返事が遅くなってごめんなさい。トップページもだんだん変えてゆきますね。

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