7日、朝5時半から30キロの大豆を炊き始めました。時折小雨がしとしと降って、簡単なさし掛けをかけての作業となりました。山が霧でしっとりけぶって、ひとり火を焚くのも気持ち良いひとときです。
やっと沸騰したところ。おっとととう!
12時過ぎに火を引き、家族友人が来て、にぎやかな味噌作業が始まりました。
まずは年代物の機械で味噌を摺りつぶします。いつから使っているのかわからないものですが、メイド・イン・フィラデルフィア(もちろん英語で)の刻印がされているミートチョッパーです。
きいこきいこ、ひと回しごとに揺れる機械は、人数さえいれば楽しい作業。
塩と米こうじを混ぜたものをつぶした煮大豆にまぜ、よく混ぜ合わせ、空気を抜いた玉を作って樽に詰める準備です。ごく普通の簡単なやり方ですが、かなりおいしい味噌ができます。
これからしっかり重石をして、2年か3年寝かせます。
ちょいと先ではありますが、確かなくらしを支える食べ物作りです。
毎回洗って、乾かして、油を塗ってしまう機械や釜たち。
つなげてきた時間や、人のつながりや、大地の恵みがあるから
また、今年も仕込むことができたお味噌。
また来年も、早朝の東の山々に手を合わせ、味噌炊きの釜に火を入れることができますように。
同じ釜の味噌を、たくさんの方々においしく食べて頂けますように。