初夏の風物詩、朴葉(ほうば)巻きを始めました。2年前に木曽の伝承文化講座で教わったものを参考にしています。このお皿は30センチほどなので、結構迫力です。
田んぼの仕事の忙しい頃。こうして殺菌力のあるホウを使っておやつを作って野良に行ったのだそうです。あまり葉っぱが幼くて柔らかいともちがくっつくし、もうしばらくすると葉の中心の芽が上がって来て、葉も硬くなり、おもちに適さなくなります。ほんとうに季節限定です。
包んでいるところ。自家米の米粉を使って餡を包み、さらにホウの葉っぱで包んで蒸すのです。
ふわーっとホウの香りが漂うなか、大きな緑の葉をさわるのもたのしい仕事です。ですが、草もちとすしとおにぎりと・・・と重なると、時間に追われてあんまりゆっくり味わうひまがないのが残念。
この頃は五目ずしで、頻繁にフキを取って来て煮たりもして、山のものを使えるのがうれしい。早朝に葉を取って来てお菓子にするなんて幸せだなあ、と思っています。