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2010年7月27日

写真展示 アカスジカメムシ

 「ひと・むし・たんぼの会」の今月の展示は「アカスジカメムシ」です。

 野良仕事をしているとたまに見かけるカメムシですが、なんともきれいなストライプ。カメムシもおもしろいけど、にっくきヤブジラミの花が、こんなにきれいであったとはほんとにびっくりです。
 憎いというのは、種になると服にびっしりついて始末に負えないからです。昔はこの草あったかしら。こどものころ服に付くと言えば、イノコヅチかアメリカセンダングサかオナモミであった様な気がします。最近の外来種なのか、草刈りなどの手入れが不足して増えたのか、はたまた単なる私の注意不足かな。

 カメムシといえば、「ひと・むし・たんぼの会」で「デジタル版たんぼのカメムシ図鑑」を作ったことがあり、皆で野良のカメムシの写真を取って集めて同定し、まとめたのですが。わたくしめまったくカメムシに歯が立たず。もちろん臭いから歯をたてたくもないのだが。まー本当に役立たずでありました。

 覚えたのはホソヘリカメムシぐらいという情けなさ。虫をちゃんと興味深く見られる人たちを、しんから尊敬するばかりであります。できたカメムシ図鑑のCDも一度も見てないデス。みんなごめんねえ。


 この写真も久野公啓さんの作品です。俳句もうまい久野さんのエッセイを転記します。



      アカスジカメムシ

   「臭い、臭い」と嫌われ者のカメムシ
     野山にはたくさんの種類がいて
    奇抜な模様をもつものも少なくない
    このカメムシはセリ科の植物が大好物
   ヤブジラミの花でよく見かけられる普通種だ
   手に取ってみても、いやな臭いを感じない
  この装いならそんな護身術は必要ない…ということか
   派手なカメムシは、どれも臭くないのかも

                  久野公啓