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2011年11月29日

オタマ救済作戦続行中



 店の玄関脇の水場が連日凍るようになってきました。
 気になっていたメダカとオタマジャクシを、水槽に入れて厨房の棚の上に避難させました。

 え、今頃オタマジャクシ?って私も思いますが。





 顔もいいねえ。



 
 
 とうちゃんはこちらの方です。



 
 夏の終わりごろ、店の玄関の電燈のスイッチの上が気に入ったのか、1週間ぐらいいたニホンアマガエル君。夕方になると大声でゲコゲコ鳴いてみんなの笑を誘っていたのですが、しばらくしたらなんと石の水たまりに6匹ほどの小さなオタマジャクシが出現しました。

 大きさはそろっていなくて、見事に大きいのから段々小さくなってゆきます。
 やがて手が出て足が出て、と言いたいところですが、オタマは足から先に出ます。大きいのから順繰りにいなくなりました。みんな大人にはなれないだろうな、と思いつつエサをやったりしていましたが、やっぱり二匹取り残されてしまったのです。

 足は出ていますがこのまま冬を越せるのか、途中でカエルになってしまったらどうしよう、など心配ではありますが、とりあえずの避難です。

 いろいろ気づくことがありました。
1、こうしてアマガエルは浅くて常に水がたまっている所には、春だけでなくて卵を産んで種の保存と繁栄、いうなりゃ産めよ増やせよ政策をしているのだな。

2、いっぺんに同じ大きさで成長すると、何かの条件で全部だめになるから、成長度合いをばらしているんじゃないかな。

3、もしかしてこのとうちゃん、こめはなやの石の水たまり出身者かも!!?
メダカだけだとボウフラを駆逐できないし、アオミドロが出て困って稲の苗間で生まれたオタマジャクシに来てもらってもう3年目。もしかして最初の年にここでカエルになったのの一匹が戻ってきたのかもしれないなんて、そんな夢想かな。

 まえから「ひと・むし・たんぼの会」の仲間と、そんなことを話していたのですが、「うちの田んぼで生まれたヤマアカガエルが、サケみたいに戻ってきて産卵しているのではないか」と。どんなに隣の田んぼが早く水を入れても、うちの田んぼの土の中で私が代かきするのを待ってるカエルがいる。きっとそうに違いない、と思ってみたい。小さな百姓のヨロコビであり、小さな誇りでありましょう。


 

2011年11月26日

霜に堪えて

 サラダ用に蒔いたラディッシュ。
 毎朝の霜に身をさらしながら頑張ってる。

 霜で傷ついた皮、しおれがちな葉っぱだけど
 
 土を落として洗う。きれいだね。

 かぶりつく。
 甘い、うまい。

 時間がなくてたくさんの野菜を自分で作ることができなくても
 こんなひとつひとつの野菜たちのそばにいられることがしあわせ。

2011年11月24日

無事しょうゆが絞れました。

 23日。心配された天気ですが、なんとかもってくれて無事に楽しくしょうゆ絞り完了。

 8時20分頃、矢彦神社を参拝してきたと言いつつ絞り師の岩崎さん登場。大釜にお湯をグラグラ沸かして、準備万端待っていました朝日の中。
 早速ハウスに絞り機をセッティング。毎年の年の終いの大切な仕事になりました。もう一年たったんだねえ。



 

 もろみにお湯を混ぜてゆきます。樽の半分ぐらいだったもろみは、ほとんど樽一杯になります。最後のお湯の足し具合は岩崎さんの感覚に頼ります。いろんな話を聞きながらの作業は非常に勉強になります。発酵の基本の知識です。

 今回面白かったのは、もろみの状態によって出来上がりのしょうゆが10リットルも違う、という話でした。様々な菌たちが発酵に複雑に関係しあっているので、「こうしたらこうなる」と単純に言えない。本当のところなんでそうなるのか解らない、という話。うーん、その時は聞いてなんとなく理解したのですが、書いてみるといかにもあいまいです。こんどまた機会があるので、も一度根掘り葉掘り聞いてみましょう。

 さて絞り出せば透き通ったしょうゆがサラサラ出てきます。うれしさいっぱいです。そして「おいしい!!やっぱおいしい!グルタミンサンいっぱい!」





 出てきたしょうゆは塩分濃度を測ります。



 それから火入れ作業。発酵を止めるためでなく、不純物をあくとして取るためだそう。ハウスの中では勉強しながらの絞りが続くのですが、外はヤッハハ~~。おねえさんたちそろってまっせ。



 夕方は雨、の予報に、結局お昼ご飯はお預けのまま片づけまで続行しました。でも楽しかった~!3樽のおいしいしょうゆを離れの土間に安置して、わいわいおいしい食事を堪能しました。そのころに雨が降り出して、「また来年会おうね」と言い々々皆帰路に。
 幸せなこめはなやのしょうゆ絞り。今年も無事におわりました。みんなありがとう。岩崎さんありがとうございました。


2011年11月22日

最後のダリア

 このところの霜ですっかり枯れてしまった地ばえ(種まきしなくて去年のこぼれ種から芽を出したもの)のダリア。最後の日に撮った写真です。客席の前の軒下で長く花を楽しませてもらいました。ありがとうね。


おいしそ~♪

 3.11以来、なんだか気持ちが滅入りがちだし、インターネットを開けるとついいろんなブログだのツイッターだの見てしまい。申し訳なく思いつつも、こめはなブログを更新する気力がなかなか出ません。

 お店の方は寒くなってのんびりめになってきたので、外の終い仕事を頑張りながら、なるべくブログを書いてゆきたいと思っているところです。

 先週の火・水でだいぶ農作業ができました。

○12月になってから収穫する越冬用の大根、紅芯大根以外のカブやら大根を収穫、洗って塩漬けしたり、干したり。



 これは木曾赤カブ。酢漬け用です。他に八州大根、干し理想、松本地大根をとって洗いました。赤カブと地大根は干して、他は塩漬けに。いつも白カブをたくさんつけるのですが、ことしは全くとれなくてがっかりです。

○大豆の収穫一回目。



 品種はギンレイ。特に甘味があっておいしい豆です。豆腐には歩留りが悪いそうですが、甘味が強いのでおいしい最高の味噌ができます。



 葉が枯れきっていないものを残して、蔵の軒下に干しました。一年分の味噌ができるかどうかという感じでしょうか。まあまあ良くできた方だと思います。

 モモもお仕事かな。



 お茶にしました。あんまりいい天気で気持ち良いので庭先で。



○写真撮り損ねたけど渋柿を取りました。今年は春に剪定したのでいつもより多めです。

○日暮れまでジャガイモほり。8月末に蒔いた初めてのジャガイモ。近所の人たちが見に来ました。「今頃でもとれるんだねえ。」と。
 ほんとにびっくりです。もちろん春まきほどついてなくて、半分以下だけどテントウムシダマシもいないので、なんだかいい気分。



 早速食べてみたら思いのほかおいしくてまたびっくり。

 ああ、よく働いてはかどったわあ。

 いいものもあり、ダメなものもあるけど、やっぱり収穫は楽しいものですね。