農家のお菓子とごはん「こめはなや」

2009年9月27日

駅前フェスタに出店しました。

 今年初めて、両小野振興会が企画した「駅前フェスティバル」に出店しました。

 この日は「たのめの里の歴史・文化一般公開」と合わせると言うことで、小野宿問屋と、小野光賢・光景記念館(この二軒は、このはなやのすぐ近所)と、古田記念館(筑摩書房創始者の生家)の公開も同時に行われました。

 初めてということでどうなるかと思いましたが、記念館めぐりをされる人もかなりおられ、駅前もにぎわいました。おかげさまでこのはなやの商品もおおかた完売しました。一番人気は栗おこわだったようです。

 いつも総出でかっこよく決めている「小野酒造」の隣で、看板もないこのはなや。まあ、ぼちぼちでんな。ゆっこちゃんの笑顔が売りです。が、その笑顔も、同時に開けている店が忙しくなって呼び戻され、他の方々に助けてもらう始末で。いつも迷惑をおかけしてすみません。

 いつも静かな小野の里が、今日はなんだか賑やかで、なかなか良い雰囲気でした。皆さんお世話になりました。ありがとうございました。

 

おこわを再開しました。

 26日より、岡谷の自然食品の店「カンビオ」に、加工品の出荷を再開しました。雑穀ご飯のおにぎり、玄米ごはんの塩漬けシソまきおにぎり、おこわ、よもぎもちなどです。
 
 久しぶりにおこわを作りました。冬のにおいがします。今日は五目おこわ。
 他にひじきおこわ、笹まきおこわ、お赤飯などがレパートリーです。気分で変えてやってきました。暑くなってからはちらし寿司を作りましたが、7月、8月はいたみが早いので、休ませていただいていました。

 五目おこわに、春はふきやわらびを使ったり、お赤飯に桜の花をのせたり、なかなか楽しめます。今日はまいたけの塩炒めをのせてみました。

 早朝の冷えた空気の中で、おこわを蒸す湯気が勢いよく上がる様子を見てたら、そんなに早く季節が過ぎないでほしいな、とふと寂しくなってしまいました。

ツリーング体験会をしました。



9月22日に、なるには塾でツリーイング体験会を開きました。なるには塾とは、2001年から始めた山仕事塾で、うちのさささやかな山を使って続けてきたもので、県内よりも都会からの参加者が多い塾です。

 2000年に一年間通った、伊那のKOA森林塾で出会った浜田久美子さんから、「佐久の財産区の山で“愉快な山仕事講座”をやっているのだけれど、個人の山で講座をやってみたいと思うから、小澤さんのところでいかが?」と、声をかけてもらったのがきっかけでした。

 3年間ぐらいは年間10回講座で、山の見方、測量、木の調査法、間伐、伐出、作業道の作り方、除伐、下刈、間伐材を使った薪小屋つくり、などなど色々学んで来ました。4年目ぐらいから同窓会形式にして、年に1、2回の取り組みを続けてきています。

 地元の人たちも巻き込みたい、山に関心を持ってほしいということで、イベントもやってきました。小学校の3年生全員と、山で落ちているものを拾ってマッチ一本で火をおこし、チャパティを焼く、というイベントは本当に楽しくて。今でも店に来られたお客様が、「うちの子供はあの時の3年生で、楽しかったと今でも言っています。」などと声をかけてくれます。
 その年は畑で小麦も育てていたので、3年生に小麦を1つかみずつ刈って持って帰ってもらい、ミルで粉にして、その粉を使いました。

 
 さて、ツリーイングです。
 ロープを大きな木の枝にかけ、からだを預けられるハーネスをロープにつなぎ、足で踏みこむ力を利用して、安全に確実に高いとことろまで登れる木登りの方法です。

 



 なるには塾のメンバーの中に、ツリーイングのインストラクターが何人もいることから、このはなやの開店記念にイベントをしてくれることになったものです。初めて見るツリーイングでしたが、小さな子供たちがロープをちゃんと操作して、高い枝の上までどんどん登ってゆくのをみるのは、本当にびっくりでした。実際にやってみると、慣れてくると調子よく登れるようになり、なかなか楽しいものでした。10人ぐらいの子供たちと、もっと多くの大人たちが、この日、金色になった田んぼが広がる景色を高いところから楽しみました。


 地元ケーブルテレビが丁寧に取材してニュースにしてくれました。HPで動画が見れますので以下のアドレスから、「過去のニュース」「ツリーング(辰野町)」で開けて見てください。

http://www.lcv.jp/service/lcv_tv/program/news_search.html


 今回は、思いがけず、店の正面に毎日見ている五十鈴山神明宮の参道脇の大ケヤキをつかわせてもらえることになり、なんだか感無量のものがありました。神社を管理している会の方々には、親身になって頂き本当に感謝しています。

 お世話になったインストラクターの加納さんと近藤さん夫妻が、前日からロープをセッティングし、枯れた枝をチェーンソーやノコで切って落として、整理してくれました。すべて終わってから、ケヤキの木がすっかりきれいになって、すがすがしくすっきり立っているのをうれしく眺めながら、みんなでお茶を飲みました。木もなんだか嬉しそうでした。




 いやいやそれにしても、インストラクターの皆さん、カッコよかったなあ。一人ひとりに丁寧に教えて、木のぼりを補助している姿もよかったけど、木の上で作業しているのもカッコよかった。
 楽しみながら、作業もしながら、木に包まれている感じがする。ツリーイングに夢中になってしまう魅力も、なんだかわかったような気がするワタシ。でも、高くて不安定な所が苦手なのよねえ~。ホントは~。



 ヒマなメンバー向けに合わせ技で、黒米の稲刈りもしました。盛りだくさんで楽しい1日でした。久しぶりに会ったみんな、ありがとね!!また来年会いましょう!



2009年9月17日

ママチャリの天使さん

木曜日は店の仕込の日。朝7時に、冬に向けてのよもぎ貯蔵をするべく、露よけの合羽を来てよもぎ刈りに行こうと裏口を出たら、ママチャリに大きな荷物をつけた女の子が、ニコニコ挨拶をしてきました。

 「店はまだですよね~」と日本人の顔だけど、片言で話しかけてきた様子がとっても気持ち良くて、思わず「お茶飲む?」と言ってしまいました。

 聞けば昨夜は、松本あたりの川のほとりでテント張って寝たそうな。「出発は?」と聞けば、「宮城から」!と。「どこ行くの?」「名古屋」「そりゃ、道違うよ。」「どこまで行くの?」「沖縄」いいねえ。
 
 背負ってきたというデカイ金属製の楽器を奏でて見せてくれました。UFOみたいな形でとてもきれいな音にびっくり。ハング(ングはほとんど発音しない感じ)というスイスで9年前に作られた新しい楽器なんだそうです。



 それから一日、種まきだの、よもぎちぎりだの手伝ってくれて、とうとう泊まってゆきました。

 昼休みに、みんなでハングで遊びました。メロディーを奏でるくぼみがいくつもついた表と、裏には真中に穴が開いていて、打楽器になります。ほとんどインドのタブラの音にそっくり。2人で弾くこともできます。

 

 一人でハングを立てて両面を弾くと、打楽器とメロディーを同時に奏でることができます。どこかで聞いた音!そう、タブラとサントゥールの音そっくり!ほんとにびっくりです。サントゥールはインドの弦楽器ですが、グランドピアノをうんと小さくして小さくして、小さな薄い木製のばちで、張った弦を叩いて奏でるような、繊細で透明な音を出す美しい楽器です。

 ひとしきり、懐かしい音色に浸ることができました。

 夕暮れ方まで、よもぎの葉っぱちぎりの手伝いをしてくれました。何を話しているのか、大笑いの声が響いていました。



 よく朝、ハングの穴に寝袋を詰め込んで背負ってままチャリに乗る、まりちゃんの姿を写真に収めようと手ぐすねを引いて待っていたのですが、たまたま来た自然食品店のカンビオさんの車で、木曽街道まで送ってもらう事になり、突然の別れとなりました。良かった、でもチョー残念。

 たのしかったよー!カナダから来た天使さん。底抜けに明るい笑い顔をありがとう。あなたのことだから大丈夫だろうけど、気をつけて。沖縄まで行けるといいね。

2009年9月16日

種のひみつ



 大根たちが順調に大きくなっています。
 ところが大根より2週間も前に蒔いた菜っ葉類が全く芽を出さず、雨も間には降っているので、何かの虫に食われてしまたのか、と思っていました。これはいよいよ蒔きなおさねば、と思っていたら、12日のしっかりした雨の後、ぽっちり芽を出しました。 





 間には水もかけたし、でも、全く変化なしだったのです。種には「しばらく晴天続きだから芽を出さない方がよい」と感知する能力があるのでしょうか。野菜の種まきをするようになってもうすぐ10年ですが、初めて気がついた今年です。

 それにしてもこの畑。土より石の方が多い、と冗談で近所の人たちと話しているのですが、画像で見るとあんまりひどくてがっくりします。昔、河原だったとか。

 「小澤さんちの野菜はおいしい」と友人たちが言ってくれるのですが、こんな土に堆肥を入れて作り続けているからこそ、なのかなんなのか。種に聞いてみたい気がします。

2009年9月15日

洋ナシのワイン煮

 妹の婚家は梨農家だったということで、リタイアされたお父さまが果物をいろいろ作っておられます。先日洋ナシをたくさん譲ってもらいました。昔懐かしいバートと言う種類です。

 今はラフランスだの、ル・レクチェだのといった、酸味うま味の濃い、追熟のゆっくりした種類が主流ですが、私の子供のころはこのバートばっかりでした。裏の畑は全部洋ナシの木で、袋かけも手伝わせられた覚えがあります。蔵の床に収穫した青いなしを並べて追熟させるのですが、黄色くなり始めると全部一気に黄色くなって、すぐぶよぶよしてしまうので、大して儲けにならなかったなのではないか、と今は思います。

 黄色く良く熟したものはプレザーブに、しっかりしたものは赤ワインで煮てビン詰しました。とても美味しく出来ました。

 洋ナシが黄色になると、稲刈りの季節。田んぼでお茶の時間に食べるのは、洋ナシと青いブドウのナイアガラと決まってました。ちょっと湿った田んぼの土に、稲を刈った株が並び、ぽつぽつとブドウの皮なんかが落ちる景色が、目に焼きついて思いだされます。

 今年は夏の日照時間が少なくて、稲の成熟が遅れ気味。稲刈りにバートはもう食べられないようです。

思いがけないミニライブ

 お友達からカレーがおいしいと聞いて、と、お食事に来られた方が、オカリナを吹いてくださいました。その時は女性2人が静かに食事されていて、雨のあとのピカピカ天気で気持ちよく。BGMで「埴生の宿」が流れたのを聞いて演奏したくなったそうです。

 気持ち良い空間にやさしい音色で、懐かしい曲をいくつか演奏してくれました。母とよもぎの葉っぱちぎりをしてくれていた川久保さんも呼んで、みんなでうっとり聞かせてもらいました。

 もうひと組のお客様は看護士さんと言うことで、ぜひ病院で演奏会をしてほしいと、これまた思いがけない展開になり。店がこうした出会いを作ってゆくっていいな、とまたうれしくなりました。

 きょうも、またまたありがとうの一日です。

2009年9月12日

名古屋よりのお客さま

 酒蔵探訪の「一合一笑の会」の皆さんが、大型バスで来られました。
 一合飲んでひと笑い、で、一期一会の愉快なみなさんでした。小野酒造で利き酒をしてから、このはなやでの昼食です。離れは18名くらいがちょうど良いのですが、22名ということで、ちょっときつきつ。
 いやになるくらい晴天続きだったのに、この日だけしっかり雨になり、電気をつけての昼食で残念。でも、楽しかったと笑顔で出発されてほっとしました。
 
 おつまみになるようなおかずを詰めた松花堂弁当に、小野酒造差し入れのお酒で楽しそう。ウドちゃんのテレビを見てこられたということで、食後に出したよもぎもちも喜ばれました。初物でマツタケがほんの少し取れたので、マツタケ酒をサービスしました。

 遠くまでありがとうございました。

2009年9月8日

大きなオタマジャクシ

 店の玄関前の、石のくぼみに住む「なまず君」です。この大きさでもニホンアマガエルのオタマジャクシです。多分。

草樹の縄の講習会をしました。

 草樹の縄、ない方講座をやりました。晴天でとても暑くなりました。
参加者は飯島、駒ヶ根、伊那、東京から10名になりました。講師のセノさんは、新潟の草樹の縄を作っている「はつめの会」に通って支援してきた方で、本業は鍼灸師です。



 ひとしきり山裾まで、使える植物や木の観察に行ったあと、蔵の出し梁の下で実習しました。
 このはなやから山は目の前ですが、中央本線の小野川にかかった鉄橋を渡らないと行けません。これもまた楽し。アカソ、くるみ、スゲなどを見ることができました。

 さて、なった感じは・・・と、報告者の私は店で仕事をしていて、詳しい事が分かりません。が、みなさん上手になっていました。売れそう?かも。きっと材料を用意する方が大変なのかもしれませんね。

 昼ごはんは、離れの「頼母庵」(たのもあん)で松花堂弁当を食べていただき、午後もひとしきり実習をした後、醤油の天地返しの見学をしていただきました。

 店でゆっくりよもぎもちとお茶のティータイムを楽しんで、本日の講座のお開きとなりました。みなさん、残りの材料とできた縄を持って、楽しそうにお帰りになりました。よかったよかった。店を営業しながらの講座で、行き届かないところもあり、反省する点もありましたが。初めてのこのはなやの講座としては、まずまずだったと思います。

 これからも面白い講座を企画してゆきたいと思いますが、場所の提供だけでも対応できます。そんなに広くはありませんが、軒下や土間、頼母庵など使えば、結構面白いことができそうだと、今回の講座をやって思いました。

 縄の講座の二回目も、もう少し先に計画したいと思います。またお知らせしますね。